第35回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会
会長 大貫 幸二

このたび、平成27年9月19日(土)・20日(日)に第35回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会を岩手県盛岡市で開催させて頂くことになりました。会場は盛岡駅西側の、いわて県民情報交流センター「アイーナ」です。東北での開催は第24回の仙台、第30回の福島に続き3度目になります。
 近年の超音波診断装置の性能は著しく向上し、Bモード画像の進化とともに、フローイメージングやエラストグラフィは超音波診断には必須のものになりつつあります。また、造影超音波、3D/4D超音波、バーチャルソノグラフィ、自動乳房走査装置(ABVS)などの手法も行われており、私たちは、それらの検査の利点と限界を認識して使い分ける必要があります。一方、装置が進化したとしても超音波検査は検者依存性が高いため、精度の高い検査を施行するためには多くの経験と知識が必要となります。本学術集会に参加し、乳腺・甲状腺に関する超音波検査の最新知識に触れていただき、ヨクミキキシワカリ、その後の診療に生かしていただければと思っています。
 9月の岩手は、残暑とは無縁の過ごしやすい気候となり、会期はシルバーウイークの一日目、二日目ですので、学術集会後にさらに三連休が続きます。盛岡近郊には家族連れで楽しめる観光地があり、少し足を伸ばせばそれぞれ特色のある温泉が点在しています。また、震災からまだまだ復興途中の三陸沿岸にも多くの景勝地があります。皆様のご参加をお待ちしております。