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会長挨拶
東日本大震災に被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます.
このたび,大阪国際会議場におきまして,第27回学術集会を開催する運びとなりました.日本人女性の乳癌罹患,乳癌死亡の著しい増加が大きな問題とされ,超音波検査が注目されていることは周知の通りです.また最近の技術革新には目を見張るものがあり,特に乳腺や甲状腺など体表臓器領域で使用する高周波探触子では,高い分解能とともに豊富なオプション機能など格段の進歩がみられます.そのようななか,現状を正しく認識し最新情報を活用するヒントとなればとの思いから,本会のテーマを「いま,そしてこれから」といたしました.現状と今後の展望について活発な情報交換の場となれば幸いです.
一般演題以外の企画といたしましては下記の通りです.
●ワークショップ「組織型を極める(番外編)・濃縮嚢胞」
恒例の“組織型を極める”は“濃縮嚢胞”を取り上げます.
組織像の検討は困難なため番外編としましたが,判断に迷うことの多い濃縮嚢胞を見つめ直します.
●ワークショップ「甲状腺濾胞性腫瘍」
検査,診療において,判断に迷い扱いに迷う“濾胞性腫瘍”について,最新の見解をもとに,鑑別点やレポートでの表現,さらに診断・治療フローについて討論します.
●用語診断基準委員会報告
現在取り組んでいます診断基準に関する検討の状況などについて報告します.
●精度管理研究班報告
乳がん検診への導入に関連して認識が高まってきた精度管理.JABTS精度管理研究班が“今わかっていること,これからしなければならないこと”を報告します.
●乳がん検診研究班報告
公示していました総合判定基準について報告します.
●Bモードの いま,そしてこれから
札幌JABTS25画質企画の続編です.全ての基本となるBモードについて議論します.
●フローイメージング研究班企画(ライブデモ)
カラードプラのピットフォールと甲状腺検査での活用について解説します.
●インターベンション研究班企画(ライブデモ)
各種モダリティの選択や手技,さらに実際の症例の診断過程について解説します.
本会も先の大震災による種々の影響は免れませんでしたが,できるだけの準備を進めてまいりました.多くの皆様のお越しをお待ちいたしております.
2011年9月
第27回日本乳腺甲状腺超音波診断会議学会長
住友病院 診療技術部 超音波技術科
尾羽根 範員
東日本大震災で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早いご復興をお祈り申し上げます。
今年度のJABTSも,3月に発生しました未曾有の災害の影響を大きく受けており, 第27回JABTSの前に開催する谷口学会長の第26回JABTSが予定の変更を余儀なくされ, 規模縮小のうえで7月末に開催することになっています。
当,第27回も一部企画の移動など調整がありましたが,9月25日(日)に1日会期にて 予定通り開催いたします.第26回との開催間隔が2ヶ月弱しかありませんが, 会期の変更は不可能な状況で異例の事態となりますこと,どうぞご了承ください. 先行き見通しの効かないなかではありますが,「いま,そしてこれから」のテーマに 沿って, よりよい会にするよう準備を進めております。
6月13日より参加事前登録ならびに一般演題の受付も開始いたしました。
多くの皆様の奮ってのご参加,ご登録をお待ちいたしております。
2011年6月
第27回日本乳腺甲状腺超音波診断会議学会長
住友病院 診療技術部 超音波技術科
尾羽根 範員
来る2011年9月25日,大阪国際会議場におきまして,第27回学術集会を開催する運びとなりました。開催テーマは,「いま,そしてこれから」といたしました。
日本人女性の乳癌罹患,乳癌死亡の著しい増加が大きな問題とされ,超音波検査が注目されていることは周知の通りです。また,ここ最近の技術革新には目を見張るものがあり,特に体表臓器領域で使用する高周波探触子には,分解能など画質そのものやオプション機能など,格段の進歩がみられます。
そのようにたいへんホットな状況のなか,本会が最新の情報を日々の検査にいかに活用するかのヒントに役立てばと思っております。現在の状況と今後の展望について,発表・情報交換の場として多くのご参加をいただければ幸いです。
気がつけば開催まであと半年,少々焦りつつ鋭意開催準備中ですので,皆様のお越しをお待ちいたしております。
2011年3月
第27回日本乳腺甲状腺超音波診断会議学会長
住友病院 診療技術部 超音波技術科
尾羽根 範員