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第43回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会

会長挨拶

会長:志村浩己

第43回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会
会長 志村 浩己
(公立大学法人福島県立医科大学医学部臨床検査医学講座 主任教授)

第43回日本乳腺甲状腺超音波医学会(JABTS)学術集会の会長を拝命し,2019年10月5日(土)・6日(日)の2日間,福島県福島市の福島駅前にありますコラッセふくしまにて学術集会を開催させていただきますことを,会員の皆様に心より御礼を申し上げます。福島での開催は,第30回学術集会に続き2回目となります。

福島県は,2011年3月の東日本大震災に引き続いて発生した原子力発電所事故により,放射性物質が飛散し,低線量放射線被ばくによる健康への影響,特に小児甲状腺癌発症に関する不安と超音波検査への関心が高まってきた地域でもあります。福島県と福島県立医科大学は,県民の不安に対応するため,県民健康調査を2011年から立ち上げ,その詳細調査の一つとして甲状腺検査を2011年10月から開始しております。震災8年後にあたる学術集会時には,早くも4回目の検査にあたる本格検査(検査4回目)を実施中であります。本学会は,福島県の甲状腺検査の立ち上げ,県内における検査および県外検査への御協力,県内の検査者養成への御協力や,いわゆる3県調査の実施など,本検査に多大な御協力を頂いており,本学会においても現状の報告とこれまでの御協力への感謝をさせて頂きたいと考えております。

これまで,他施設共同の甲状腺検査の実施と超音波検査者を養成する過程において,超音波検査における基本の重要性を強く実感しており,また,言うまでもなく最先端の研究や技術開発においても基本は軽んじることができません。そこで,福島県で開催される今回の学術集会のテーマとして「Basic for State-of-the-Art ~最先端を支える基本~」とさせて頂きました。

本学会では,次世代の本学会の取り組みとして,甲状腺および乳腺の細胞診,生検,インターベンションに関する研修および認定制度創設に向けて検討を開始しており,本会は,これらに向けた取り組みを実施する初めての学術集会になることが想定されております。新規認定制度に対応した教育セミナーやハンズオンセミナーを企画しておりますので,認定制度に関心がある医師および技師・看護師の皆様にも参加を頂けましたらありがたく存じます。

本学術集会のポスターには,福島市街から望むことができる吾妻小富士の写真を配してあります。10月の福島は紅葉が既に始まっており,少し足を伸ばすと素晴らしい紅葉がお楽しみいただけることと存じます。また,福島県は酒どころとしても知られており,日本酒の金賞受賞銘柄数が2019年現在7年連続日本一となっております。この機会に,福島の自然と日本酒などの名産品をご堪能いただけましたら幸いです。全国から多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。

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