第２回日本乳腺甲状腺超音波診断会議
THE SECOND MEETING JAPAN ASSOCIATION OF BREAST AND THYROID SONOLOGY【JABTS】
会長 植野 映
日時：平成１１年４月１７日（土）
開催地：神戸商工会議所
テーマ：NEW CURRENT
内容 CONTENTS
ご挨拶
1999年ももう4月、2000年まで余すところ少なくなりました。そして、「2000年に向けて‥‥‥」また「21世紀の‥‥‥を目指して‥‥‥」と言う言葉が医学会でも目に留まり,21世紀はどんな世紀になるのかと、何か気持ちが落ち着きません。
私たちの病院では大きな変化はありませんが、全館禁煙で21世紀を迎えようとしています。また、診療中に回りを見渡すと恰幅が良くなり、機能を満載し、より性能のアップした超音波診断装置が登場してきていて、私たちの気持ちより一足早く、21世紀に向けた超音波診断の世界を準備しているようです。これに呼応して乳腺甲状腺領域の超音波診断に取り組んでいる人達も21世紀に向けて動き始めなければなりませんし、21世紀の体表臓器の超音波診断学を確立する使命を担っています。
そこで、筑波大学の植野 映先生を会長に日本乳腺甲状腺超音波診断会議が設立され、平成10年10月10日のこの素晴しき日に動き始めました。250名の参加があり、華々しいスタートを切りました。
第２回はテーマをNew Currentとし、カラードプラ、パワードプラ法をメインにその基礎を学びそしてその臨床を存分に討議していただきたいと思っています。カラードプラ、パワードプラ法の基礎と進歩を教育講演としてお話してもらいます。さらに、特別講演はこの4月に川崎医科大学の教授に就任されました吉田 清先生の『循環器領域のカラードプラ、パワードプラ法の臨床』です。循環器領域から何かを掴みたいと思っています。
そして、シンポジウム“乳腺甲状腺におけるカラードプラ、パワードプラ法の臨床応用”には、カラードプラ、パワードプラ法の臨床応用を積極的に研究されている7施設に参加していただきました。たっぷりと発表、討論していただくきます。カラードプラ、パワードプラ法の新しい展開が聞けると大変楽しみにしています。
私自身は、カラードプラ、パワードプラ法が21世紀の癌治療の大きなテーマである“血管新生の制御”に貢献できることを願っております。
平成11年４月吉日
第２回日本乳腺甲状腺超音波診断会議
世話人兼プログラム委員長 小西 豊
（神戸市立中央市民病院第１外科）
お知らせ
１.参加費（Registration Fee）
会議参加費（Meeting） 会員（Memmber） ￥3,000 、非会員（Non-member） ￥5,000
懇親会参加費（Gala Party） ￥5,000
新規会員加入費￥3,000
当日受付デスクでお支払い下さい。
２.受付（Registration）
日時：４月１７日（土曜日）9：００〜１７：００
場所：神戸市商工会議所大ホール
当日、非会員、演者以外の方は受付デスクにて抄録集をお渡します。
３.常任理事会 EXECUTIVE ORGANIZING COMMITTEE
日時：４月１６日（金曜日）１９：００〜２１：００
場所：ポートピアホテル「やわらぎ」
４.幹事会COMMITTEE MEETING
日時：４月１７日（土）１２：４５〜１：１５
場所：３F大会議室
５.懇親会 Banquet（会費 ￥5,000）
懇親会 神戸港クルージング
日時：４月１７日（土）１９：００〜２１：００
集合場所：当日案内します。
参加費は受け付けの時に徴収します。
時間割・司会、座長用
９:００ 開会の辞 小西 豊
９:０５ SESSION I 一般演題 座長 米永史代
９:４５ SESSION II 一般演題 座長 加藤保之
１０:２５〜１０:４０ コーヒーブレイク
１０:４０
教育講演『カラー・パワードプラ法の基礎と進歩
地挽隆夫
座長 遠藤登喜子
１１:２０
教育講演『3D（パワーﾄﾞﾌﾟﾗ三次元表示）の基礎と最新技術』
Paul Kalman
座長 久保田光博
１２:１５ 昼休み
（１３:００〜１３:３０ 幹事会）
１３:４５ 最新鋭超音波診断装置説明
座長 角田博子
１４:２５ 最新鋭超音波診断装置に一言
小西 豊
１４:３０ SESSION III
座長 角田博子
１４:３０〜１５:１５ コーヒーブレイク
１５:１５
特別講演『循環器領域におけるカラー・パワードプラ法の臨床』
吉田 清
座長 小西 豊
１６:１５
シンポジウム『乳腺、甲状腺におけるカラー・パワードプラ法の臨床応用』
座長 植野 映
水谷三男
１８:００
閉会式
小西 豊
幹事会報告
久保田光博
次期開催案内
貴田岡正史
閉会の辞
小西 豊
１９:００〜２１:００ 懇親会 神戸港クルージング
PROGRAMME OF THE NEW CURRENT
9：00
開会の辞
第２回日本乳腺甲状腺超音波診断会議世話人 小西 豊
9：05
SESSION I 一般演題
座長 米永 史代（鹿児島大学第１外科）
１−２ 乳腺カルチノイドの１例
福田賢一郎、加藤 誠、中瀬有遠、増山 守、米山千尋、渡辺信介
（済生会滋賀県病院外科）
１−２ ５MHzと１０MHzとで異なった画像を呈した充実腺管癌の一例
伊波茂道、太田直樹、妹尾亘明
（倉敷成人病センター外科、同超音波検査室、同学術顧問）
１−３ 超音波誘導下動注療法が著効を示した潰瘍形成進行乳癌の１例
小林昭彦、 植野 映、 菅間 博、 内藤和寛、 呉 文文、 原 尚人、八代 亨
相吉悠治
（ 筑波大学臨床医学系乳腺甲状腺内分泌外科、筑波大学臨床医学系病理部）
１−４ 超音波ガイド下Mammotomeでの乳腺生検の工夫
渡辺良二、難波 清、前田資雄、古澤秀美、松 敬文 中原 浩、深見敦夫
秋山 太
（ブレストピアなんば病院外科、癌研究会癌研究所乳腺病理部）
９：４５
SESSION II 一般演題
座長 加藤 保之（大阪市大老年医学研究部門腫瘍分野）
２−１ 全例超音波検査に切り替えた栃木県乳癌検診の現況
森久保 寛
（珪肺労災病院 放射線科）
２−２ 10MHz電子リニア型振動子とそのデジタル画像記録（DICOM)について
高田悦雄、砂川正勝、松本浩子、紺野佐智代、大久佐紀子、松中敏行
（獨協医科大学第１外科、獨協医科大学臨床検査部、アロカ株式会社TP技術部）
２−３ 乳癌におけるIV-DSA所見と組織学的予後因子の相関
鈴間高臣、桜井武雄、吉村五郎、玉置剛、梅村定司、粉川庸三、楊基峰、馬榕
（和歌山県立医科大学紀北分院外科）
２−４ 上皮小体過機能腺の血流状態とシンチグラフィによる描出能との比較
牛山知己、影山慎二、鈴木和雄、藤田公生、太田信隆、麦谷荘一、渡辺哲也、
中西利方
（浜松医大泌尿器科、焼津市立病院泌尿器科、聖隷三方原病院泌尿器科
新風会丸山病院泌尿器科、共立湖西病院泌尿器科）
１０：２５〜１０：４０ COFFEE BREAK
１０：４０
教育講演
司会 遠藤 登喜子（国立名古屋病院放射線科）
『カラー・パワードプラ法の基礎と進歩』
地挽隆夫（GE横河メディカルシステム株式会社）
１１：２０
教育講演
司会 久保田 光博（東海大学外科）
『３Ｄ（パワードプラ三次元表示）の基礎と最新技術』
Paul Kaman
１２：１５ 昼休み
１３：００〜１３：３０ 幹事会
１３：４５
最新鋭超音波診断装置説明
座長 角田 博子（きぬ医師会病院放射線科）
１４：００
最新鋭超音波診断装置に一言
小西 豊（神戸市立中央市民病院第１外科）
１４：３０
SESSION III 一般演題
座長 角田 博子（きぬ医師会病院放射線科）
３−１ 乳癌リンパ節転移の超音波診断
吉中平次、光永史代、白尾一定、原田祐子、愛甲 孝
（鹿児島大学手術部、鹿児島大学第一外科）
３−２ 乳腺良悪性別に見た腫瘤内拍動性血流波形分析の検討
中村 仁美、岩崎 信広、杤尾 人司、太田 圭子、曾我 登志子、森本 義人
橋本 隆、 小西 豊、 梶原 建熈
（神戸市立中央市民病院臨床病理科腹部超音波室、同第１外科）
３−３ カラードプラ法による乳腺腫瘤の血流動態的鑑別診断
：Resistant Index≧1を示す動脈性拍動血流検出の意義
杤尾 人司、中村 仁美、岩崎 信広、太田 圭子、曾我 登志子、森本 義人
橋本 隆、小西 豊、梶原 建熈
（神戸市立中央市民病院臨床病理科腹部超音波室、同第１外科）
１５：００〜１５：１５ COFFEE BREAK
１５：１５
司会 小西 豊（神戸市立中央市民病院第１外科）
特別講演
『循環器領域におけるカラー・パワードプラ法の臨床応用』
吉田 清（川崎医科大学循環器内科学教授）
１６：０５
SESSION IV シンポジウム
シンポジウム
『乳腺、甲状腺におけるカラー・パワードプラ法の臨床応用』
座長 植野 映（筑波大学臨床医学系）
水谷三浩（愛知県がんセンター乳腺外科部）
Ｓ−１ 対側乳腺血流との比較によるカラー（パワー）ドプラ法を用いた乳腺疾患の
良悪性の鑑別について
中田典生、宮本幸夫、辻本文雄、原田潤太、福田国彦
（東京慈恵会医科大学放射線科）
Ｓ−2 超音波カラードップラー法を用いた乳癌組織診断能向上の可能性
西原徳光、河野範男
（公立日高病院外科、兵庫県立成人病センター外科）
Ｓ−３ 超音波ガイド下穿刺吸引細胞診おけるパワードプラの有用性
白井秀明、桜井美紀、 吉田佳代、臼田典子、増岡秀次、下川原出、浅石和昭
成松英明
（札幌ことに乳腺クリニック、札幌臨床検査センター病理部）
Ｓ−４ カラードプラー観察下Vacuum-assisted Breast Biopsy System(Mammotome)によ る生検法
五味直哉、長内孝之、脇田俊彦、森園英智、市川 度、仁瓶善郎、杉原健一、渋谷 均
（東京医科歯科大学放射線科、同第二外科、同第一外科）
Ｓ−５ 超音波カラーﾄﾞﾌﾟﾗを用いた乳癌病巣の分類評価の試み
千島由朗、佐藤好信、稲見直邦、野呂昌巳、山本秀臣、寺島 茂、相田芳夫、田所 衛
（相模原協同病院外科、同病理、同生理検査、聖マリアンナ医科大学病理）
Ｓ−６ 乳腺腫瘍性病変に対するカラー・パワードプラ法の有用性
松永忠東、中山俊、中村裕子、藤井雅彦
（東京都がん検診センター・乳腺科、杏林大学保健学部病理）
Ｓ−７ 乳腺腫瘤の質的診断におけるカラードプラ法の有用性
奥野敏隆、東 貞之、内田浩也
（西神戸医療センター外科、同臨床検査技術部）
Ｓ−８ 腫瘤内血流からみた乳癌腋窩リンパ節転移のUS診断
橋本 隆、小西 豊、梶原建熈
（神戸市立中央市民病院第１外科）
１８:００
閉会式
幹事会報告 久保田光博
次期開催案内 貴田岡正史
閉会の辞 小西 豊
１９:００〜２１:００
懇親会 神戸港クルージング
船上（メリケンパークから明石海峡大橋まで往復）の立食パーテイーです。港 神戸の夜景、神戸のベッドタウンの夜景そしてライトアップされた 明石海峡大橋を 満喫してもらいます。この機会をお見逃しないように。 申込みは宿泊申込み用紙をご利用下さい。
◎JR・阪急電車・阪神電車・地下鉄三宮からポートライナー市民広場前駅（三宮から約10分）下車、徒歩約３分。 三宮駅からタクシーで約10分、1,200円前後。
◎新幹線利用
市営地下鉄で三宮方面行三宮駅下車、ポートライナーに乗り換え市民広場前駅 下車。
新神戸駅からタクシーで15分、約1,700円
◎空路
（1）大阪国際空港からリムジン（空港）バス（神戸三宮行）で三宮へ約40分。 三宮からはポートライナーまたはタクシーで。
（2）関西国際空港からは関西国際空港旅客ターミナル１Fバス乗り場南１、北 1 2 よりポートターミナル行のシャトルバスで関西国際空港ポートターミナル へ（（約３分）。神戸ジェットシャトル(K- JET)で神戸シテイーエアターミ ナル(K-CAT)ヘ（約27分）。K-CATから三宮行リムジンバスでポートアイラン ド（K-CATから１駅目）下車徒歩約３分。